私はシステムエンジニア時代にG検定を取得しました。
G検定はAIの基礎的な知識を身に付け、ビジネスへの適用を考えたり、AIソリューションを販売する営業の方におすすめな資格です。
自身でG検定を取得してみて、これからのシステムエンジニアにとって、とても有効だと感じたため、この記事ではシステムエンジニアがG検定を取得するメリットを紹介します。
G検定とは
G検定は一般社団法人 日本ディープラーニング協会 JDLAが主催する、主にディープラーニングに関する基礎知識を有しているかを検定する試験になっています。
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
JDLA
G検定は、プログラミングができないとダメなどの技術的な検定は無く、知識検定になるため、IT企業の営業の方、マーケティングの方など幅広い職種の方が受験している資格です。
G検定により学べる知識は主にはディープラーニングとなっていますが、広く浅くAIに関する知識も得ることができます。
これからの世の中は、どんなビジネスでもAIが使われるサービスを作ったり、利用したりすることは間違いなく多くなります。
正しく、効果的にAIを使うためにも、学んでおいて損はない資格だと思います。
もちろんAIエンジニアを目指す方は、AI実装の検定であるE検定も目指してみるのは良いと思います。
昨今の先端IT人材として企業から年収1,000万以上で採用される可能性もあるかもしれません。
システムエンジニアがG検定をとる意味
私はシステムエンジニアを10年以上経験してから、G検定を取得しました。
AIの開発や利用をすることがあったわけでは無く、最近話題になっているAIについて、気になり、AIとは何かを知るために、G検定の取得を考えました。
AIの知識がシステムエンジニアにも必要なのか?
開発系のシステムエンジニアは基本的にはクライアント(オーナー)の要望、要求から要件を定義し、システムの開発からリリースまでを対応していきます。
しかし、私はこれからのシステムエンジニアには、ITを活用してビジネスを作る視点でも多くのことを求められるようになると考えているため、逆に様々な知識から、提案できる必要があると感じています。
最近のバズワードでもあるDXなども多くのユーザー企業が取り組んでおり、SIerなどにもその相談が来ることは多くなっています。
その際、まずは業務効率や高度化などを考え、システム開発を行うことも多くあります。
業務効率化、高度化を考えるステップは様々なアプローチがありますが、オーソドックスな流れでは、現状課題、将来課題を可視化し、真因を分析、そしてその課題を改善する手法を考えるステップになります。
このステップは超上流のシステムエンジニアやコンサルタントが実施することが多いですが、場合によっては営業がヒアリングを行い、システムエンジニアと一緒に提案を行うこともあります。
その際、IT知識無くしてスジの良い施策を提案することができません。
仮に、DBスペシャリストやNWスペシャリストなどの資格、知識を持っていても、実装視点が強くなってしまうため、それでは足りず、浅くてもいいので、広いIT知識が必要になります。
システムエンジニアは、そんなことしないと思っている方も多いと思いますが、ユーザー企業からのRFP等に対するスジの良い提案は、システムエンジニアとしてのスキル、キャリアにはとても重要な仕事だと考えています。
足りない知識をG検定で補完
このユーザー企業の要望に対し、提案できる幅を広げるためにも、G検定の取得は有効です。
最近では、コロナの影響もあり、仕事がどんどんデジタル化されて、合わせてAIについても注目度や実際にAIを使ったソリューションも数多く登場しています。
気づいていない方も多いかもしれませんが、SNSや様々なSaaSサービスにはAIが必ずと言っていいほど使われています。
これからの業務改善の施策としても、ユーザー企業からの要望もAIは外すことができない重要な要素になっています。
もちろん全ての施策をAIで提案することはありませんが、AIを含めた提案がとても刺さる企業も多くあることは間違いありません。
未来を見据えてもAIは不可欠であり、今でもAIを求められることからも、システムエンジニアとして今後も活躍、求められる人材になるためには、G検定でAI知識を習得することは、とても有効です。
実際、すぐにAIも含めた提案ができるようになったり、すぐにAI開発はできませんが、未来でのセカンドステップとして、AI提案余地を見つけることができたり、E検定など、AI開発の資格へステップアップするなど、G検定の取得は、今後にキャリアアップにつなげることができると感じています。
”AIができる”人材とは
よく言われる、”AIができるか”について、それは「AI実装ができる」と「AIを業務に適用できる」の大きく2種類に分けられます。
AI実装ができる人は、要件に合わせAI実装することができますが、そもそもAIを業務に適用することを考え、推進する役割がいなくては、作るものもないのです。
もちろんAI実装できるエンジニアも不足していることは事実ですが、それ以外にも、AIを業務に適用する企画を考え、推進できる人材も確実に不足し、市場価値は高いと考えています。
むしろ、AI技術が安定したタイミングでは、AI適用を企画、推進できる人材の方が需要は多いのではないかと考えています。
もし今システムエンジニアをしている方で、AI実装に自信がない方でも、AI適用を企画、推進できる人材を目指すことで、先々では引く手数多な人材になることができるかもしれません。
最後に
G検定をとることで、ディープラーニングを始めとしたAI基礎知識を得ることができますが、継続した学習、情報収集が必要です。
今はまだAI技術の進化も早く、1年立たずに主力な技術が入れ替わることもあります。
そのため、常に情報、知識は最新化しなくては追いつかなくなってしまいます。
G検定は合格することで、JDLAのSlackに参加も可能で、他のAI学習者とコミュニケーションをとることも可能になります。
このような機会をうまく活用し、情報を最新化しながら常に先端IT技術者を目指して行動してください。
